VPSを立ち上げてSSHでログインするまでのお話

パソコン関係

今回やることの内容

OSをインストールしてSSHでアクセス出来ればその後の操作は同じなので、そこまでの内容となります。
今回はchrome bookで設定を行ってみました。
Linuxのコンソールが立ち上げれれば問題ないと思いますが、SSH鍵をダウンロードして所定の位置に入れる必要はあります。

VPSの選択

今回選択したのは「WebARENA Indigo」となります。
他のVPSは使用した事がありませんが、基本的な仕組みは同じだと思います。
業界でトップクラスに安く、NTT系列の会社で運用されており実績もあります。
安さの対価ですが、メンテナンスが急に行われている点をあげられている方がいますが、個人的に問題となったことはありません。
24時間稼働の担保を求めるのであれば、そういった担保がされているサービスを選ぶべきです。
また、旧世代のCPUを利用しているといった話もありますが、価格が安いのでコストパフォーマンスは高くなっています。
このため、軽いサービスへの選択肢としては、かなり有力な選択肢となっています。

アカウントの作成

特に説明することはありません。
サイトの指示に従ってアカウントを作成してください。

SSH鍵の作成

ログイン用のSSH鍵を作成します。
自分で作成してアップロードすることも出来ます。
これはインスタンスを作成するときに必要になります。
SSH鍵がダウンロードできるのは一度のみとなりますので、しっかり管理してください。

インスタンスの作成

インスタンを作成します。
使用するCPUの数やメモリの容量等によって料金が変わります。
後からプランを変更することは出来ません。
違うプランを追加することは出来ますので、もしインスタンスを変更したい場合はプログラムやデータの移動が必要となります。
何を選択すればいいかわからない場合は一番安いプランでOSは「Ubuntu20.04」を選択しましょう。

OSのインストール待ち

インスタンスを作成したら、サーバー側でOSのインストールが始まります。
OSのインストールが完了するまで待ちましょう。
ページの更新はされないため、定期的にページを更新して確認してください。
インストールが完了したら [ 操作 ] から [ インスタンスの起動 ] をしてください。
ステータスがRunningになったら起動は完了です。
使用しないときはセキュリティ上の理由から、インスタンスを停止することをお勧めします。
常時稼働はセキュリティ等の設定が完了してからの運用をお勧めします。
IPアドレスが表示されているのでメモをしておいてください。

SSHでのログイン

SSHでログインします。
先程ダウンロードしたSSH鍵を特定のフォルダに入れます。
入れる場所は /home/[user名]/.ssh の中になります。
フォルダがない場合は下記のコマンドでフォルダを作成し、パーミッションを変更します。
このとき、ホームディレクトリ [/home/[user名] で実行してください。

mkdir .ssh
chmod 700 .ssh

SSH鍵を移動して.sshフォルダに入れます。
.sshは隠しフォルダなので、フォルダオプションで見れるようにするかコマンドで移動してください。
その後、パーミッションを変更します。
コマンドは下記の様な感じです。

mv private_key.txt .ssh/private_key.txt
chmod 600 private_key.txt

これでsshの準備は完了しました。
下記コマンドでSSHで接続します。
SSHのファイル名、[192.168.0.1]のIPアドレスは各々の環境に書き換えてください。

ssh -i ~/.ssh/private_key.txt ubuntu@192.168.0.1

無事ログインできれば完了です。

おまけ

ログインしたら下記コマンドでアップグレードしましょう。
アップグレードしないとセキュリティ上よろしくない場合があります。

sudo apt update
sudo apt upgrade

SSHで接続しやすいようにショートカットを作成します。
.sshフォルダに下記のファイルを作成します。

Host indigo
    HostName 192.168.0.1
    User ubuntu
    IdentityFile ~/.ssh/private_key.txt
    Port 22

これで下記コマンドでログイン出来るようになります。

ssh indigo

ポート番号を変更します。
49513 〜 65535が自由に使えるポートですが、他と被らないようにしてください。
下記コマンドでエディタからconfigを開きます。
nanoを使っていますが、好みによって変えてください。
ssh_configという似たファイルがあるので注意しましょう。

sudo nano /etc/ssh/sshd_config

49513を追加する場合は下記の2行を書き足します。
Port 22
Port 49513

下記でサービスを再起動します。

sudo systemctl restart sshd

ポートを変更してログインできることを確認します。
問題なければ[Port 22]を消してPort 22でログインできないことを確認して完了です。

ファイヤーウォールの設定をします。
デフォルトでアクセスを拒否するようにして、例外を追加していきます。
ufwを有効にして、ステータスを表示します。
例外がちゃんと登録されているか確認してください。
ufwを有効にしないとリストが見れないので注意です。
再接続の際にufwが有効になっていますので、ポート番号が合っているか確認して切断します。

sudo ufw default deny
sudo ufw allow 49513
sudo ufw enable
sudo ufw status

ログイン出来れば完了です。

indigoのubuntuは日本語のパッケージが入っていないためインストールします。
下記で日本語とインストールと言語の設定をします。

sudo apt install language-pack-ja-base language-pack-ja ibus-mozc
sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8

ログイン時に日付が日本語になっていたり、コマンドの表示が日本語に変わっていたりします。
下記のコマンドでアップデートの確認と日本語に切り替わっているかの確認をします。

sudo apt update
sudo apt upgrade

これで一通りの設定は完了です。
後は各々好きなようにお使いいただければと思います。

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