経緯
ある日、自宅サーバーのSSHが繋がらなくなりました。
VPNも繋がらなくなったので、おそらくグローバルIPが変わったであろうことは想定出来ました。
家に帰って確認すると予想通りグローバルIPが変わっていました。
この時モデムやルーターの電源を入れっぱなしの状態でした。
今まで、接続が切れた時に変わる可能性があるとは思っていたものの、接続状態でも変更されることを初めて知りました。
滅多にグローバルIPは変わらないと思っていたので、なんの対策もしてませんでした。
自分の環境はちょっと特殊ですが、対策を考えていきます。
対策
王道というか、簡単なのはグローバルIPを固定してしまうことです。
ですが、月額の費用が結構かかります。
また、プロバイダーによってはグローバルIPの固定のサービスを提供していないところもあります。
これは、グローバルIP固定のサービスが元々個人向けでは無かったことが大きいと思います。
そこでダイナミックDNSというサービスを使用します。
特定のアドレスと特定のルーター等を結びつけるもので、グローバルIPが変わっても追従してくれます。
これには有料、無料共にあり、大手は有料となっています。
無料では30日以内に更新する必要があったり、提供元が不明であったりと信頼性、利便性の面で不安があります。
大手メーカーの有料サービスでも500円/月以下と結構安い値段だったりするので、有料サービスを使うのも手だと思います。
自分の環境ですが、公開サーバーはレンタルサーバーの運用で、自宅サーバーは開発用としています。
なので、グローバルIPは変わっても自分が追従できれば問題ありません。
むしろ、他の人に追従されない方がセキュリティ上は有利な気がします。
自宅にVPNのサーバーも立っているので、VPNの方でダイナミックDNSを通すようにしました。
VPNに入ればsshも使えるので、グローバルIPを確認することもできます。
当面はこの方法で運用していこうと考えています。
その他
最近でも固定じゃなくてもグローバルIPが変わらないという話は結構聞きます。
この辺の仕様はかなりプロバイダーに左右される気はします。
うちで使っているプロバイダについて明言はしませんが、マイナーなところではなく一般の人でも良く名前を聞く大手です。
システム的にそのような仕様なのか、他の理由があるかは分かりません。
グローバルIPの固定サービスがないので仕方ないのですが、頻繁に変えられるとグローバルIPを直接入れたい場合などは不便を感じるかも知れません。
とりあえずは様子見です。