pythonが使いたいという人にvenvの仮想環境を渡す方法を紹介します。
個人的に開発環境はvscodeが使いやすく、後々のことも考えるとおすすめなのですが、
導入の敷居が高いという問題があります。
(anacondaの方が導入はしやすいです)
いろいろ説明して開発環境を構築していく中で、仮想環境の構築が一番大変だったのでスクリプトファイルで渡す方法を紹介します。
スクリプトの実行はPowerShellで行いますので、拡張子が[.ps1]というファイルを作成します。
内容は下記の通りです。
windows10でしか動作確認をしていません。
スクリプトの許可を求められるので許可してください。
又は下記のコマンドで実行ポリシーの変更を行ってください。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
下記がスクリプトの内容です。
# python 仮想環境構築スクリプト
# このテキストファイルをコピーして[build_venv.ps1]等の名前で保存する
# 環境を構築したいフォルダに移動する
# 右クリックをして[PowerShellで実行]を押す
#仮想環境を構築して、仮想環境に入るためのコマンド
python -m venv venv
.\venv\Scripts\activate
# プロキシを通さないと外部にアクセスできない場合は
# 下記のコメントアウトを外してプロキシのアドレスとポート番号を入れる
#$env:http_proxy="192.168.0.0:0000"
#$env:https_proxy="192.168.0.0:0000"
# pipをアップグレードする
python -m pip install --upgrade pip
# 下記に入れたいライブラリを記載していく
python -m pip install numpy
#ウインドウが勝手に閉じないようにする
cmd /k
初めての人向けというより、初めて使う人に教える人向けの内容です。
本格的に使う場合はDockerで渡すことになると思いますが、その前段階でとりあえず触ってみたい人向け用に環境構築をする為のものです。
windowsの場合は使いたいpythonのバージョンを入れても、システム的に影響ない(mac,linuxはシステムで使ってる可能性がある)と思います。
バージョン切替等、不都合が出てくる段階になったら、docker等の環境に移ってもらえればいいんじゃないかなと思います。