目的
手元に昔購入したネットブックがあります。
OSが windowsXPの時代の物で、このご時世では性能的に厳しくずっと寝かしてありました。
廃棄するか、売却するかを考えていましたがlinuxで復活できないかに挑戦してみることにしました。
用途は主にarduinoの書き込みです。
メインPCとモバイル用でパソコンがあるのですが、マイコンへの書き込みという点で専用の機材があった方が便利だったりします。
特に外部電源を使用している回路を組んでいるときは、思わぬ電圧がUSBにかかってパソコンを壊す可能性があります。
マイコン程度のコンパイルであれば低スペックのパソコンでも事足りるため、リスク管理という点ではあった方が良いと考えています。
この場合は書き込み装置として使用するのが前提なので、支障が無ければネット接続もアップデートも行わず、スタンドアローンで運用をしていく予定です。
パソコンのスペック
使用するパソコンの主なスペックは下記の通りです。
Eee PC 1000HA
Intel AtomN270 1.6GHz
メモリ 2GB
SSD 120GB
メモリとSSDは換装してあります。
インストールするLinux
今回はubuntuをインストールします。
もっと軽い物もあるのですが、安定性重視でメジャーな物から選ぶことにしました。
また個人的に日本語も必須です。
CPUが32bitしか対応していないのでディストリビューションは限定されます。
使用したLinux:ubuntu-ja-14.04-desktop-i386
インストール方法
イメージファイルをダウンロードします。
Unetbootinを使って USBにインストールします。
ダウンロード先:http://sourceforge.jp/projects/sfnet_unetbootin/
USBからパソコンを起動します。
SSDにインストールします。
ubuntuを更新します。
下記のコマンドをアップデートが無くなるまで繰り返します。
sudo apt update
sudo do-release-upgrade
sudo shutdown -r
sudo do-release-upgrade -d
sudo shutdown -r
これによって18.04までバージョンを上げることが出来ます。
かなり時間がかかるので余裕を持ってやりましょう。
次にarduino ideをダウンロードします。
Linux 32bit用があるのでダウンロードして解凍します。
フォルダの中に[install.sh]があるのでターミナルから管理者権限で実行します。
左上の[コンピュータを検索]から検索するとインストールされています。
無事起動することが出来ました。
その他
目的は達成できました。
思ったよりも32bit非対応というのが障害となりました。
実はvs codeも入れる予定だったのですが、Linux 32bit版は無くなったみたいでインストールできませんでした。
また、ubuntuも64bit版であれば更新に時間をかけず18.04をいきなりインストールすることが出来ます。
個人的には不完全燃焼な感じが強いので64bit対応のほどよい中古を探してリベンジしたいと思います。
windowsであればvs codeも32bit対応版がありますので、また話は変わってきます。Linuxの場合でもarduino ideやその他の32bit版アプリであれば問題ないと思います。
ただ、vs codeは使いやすいと評判ですので、プログラムを組まれるのであればvs codeがインストールできる環境を整えることをおすすめします。