はじめに
焙煎機を自作したのでそれについてです。
自作した目的は価格
焙煎機を自作した目的は価格です。
珈琲の豆は高いです。
ミルにかけた粉よりもかける前の豆の方が高かったりします。
工程が一つ追加されているのに高くなるという謎な価格です。
豆で売っているのは豆自体に拘っていたり、粉の方が運送がしやすい等、理由はいくつかあると思いますが、買う側としては微妙な感じです。
味はともかく飲めれば余り文句はなかったので、安く買う方法について調査しました。
結果、焙煎前の生豆の状態で買うのが現実的な範囲の中で一番安く買えることが分かりました。
この時点でミルに加えて焙煎という工程が追加されました。
これで焙煎する方法を考えないといけなくなりました。
高価な焙煎機
さて、後は焙煎をする方法を確立するだけなのですが、当然そんな機械がその辺で売っているわけはありません。
焙煎自体が趣向性の高いものらしく、程々で低価格なんてものはほとんどありませんでした。
この時選択肢は3つでした。並びはトライ順になります。
・頑張って自分で炒る
・焙煎機を自作する
・高いけど焙煎機を買う
取り敢えず炒ってみる
一番初期コストのかからない方法から試してみます。
・フライパン、ザルに入れて炙ってみる
・オーブントースター、電子レンジに入れてみる
いろいろやってみました。
どれも焙煎はできるのですが、手間や調整が大変だったりシビアだったりします。
趣味で少量を焙煎するのにはいいと思いますが、コスト削減を目指しているのにこの手間はかけれないとの判断で断念しました。
焙煎機を自作する
これについては下手に手間をかけると、焙煎機を買うのと費用面で逆転する可能性が高くなります。
なのでコスト削減を第一目標にして製作していきます。
基本的にハードウェア側を自作すると製作費が高騰するのは目に見えていたので、熱調理器を改造する方向で進めていきます。
焙煎は230度前後まで加熱する必要があります。
焙煎の時間は10〜15分程度で行わなければなりません。
均等に加熱が出来るか、又は攪拌が出来るかのどちらかは満たさないといけません。
温度は後からでもある程度はコントロールできますが撹拌などのメカニカルな部分は後付けが厳しい分野になります。
色々試しましたが、最終的に実用に耐えたのはポップコーンメーカーでした。
製作費用は5000円程度でした。
次回からその作り方を紹介していきたいと思います。
焙煎機は買っていない
最終手段として焙煎機を買う手段はとってありましたが、買わずに済みました。
比較の為にちょと買ってみたいな~という気持ちはあります。
焙煎方法について
焙煎方法で引っ張るつもりはないので要点だけ説明。
分かる人はこれで分かると思います。
まず、サーモスタットが邪魔をするのでこの機能を無効にします。
自分の場合は切ってかしめました。
温度調整をするためにリレーでON・OFFします。
時間は10秒1サイクルで調整します。6秒ON 4秒OFFという感じ。
周囲温度とかの影響を受けるので温度センサーをつけてある程度フィードバックします。
焙煎の停止は、時間よりも温度で判断した方が安定します。
外気温か手動で10分ちょいぐらいで焙煎が終わる様に火力を設定し、最終のトリガーは温度で行うという感じです。
分からない方は順番にやり方を紹介していきますので少々お待ちください。